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ITエンジニアの仕事をわかりやすく解説

ITエンジニアと言ってもその中身はさまざまあり、

中身によって仕事は大きく異なります。

 

さまざまな角度からITエンジニアの仕事を分解していくので、

ぜひ自分の好みや向き・不向きと照らしながら、

仕事のイメージをふくらませて頂ければ幸いです。

 

 

誰へのサービス?

 

 

IT業界の仕事は、

自分たちのサービスを自分たちで作る「自社サービス」と、

お客さんのサービスやシステムを代わりに作る「クライアントワーク」

大きく分かれます。


メルカリ、youtube、LINEなど、世の中にある有名ITサービスは、

それぞれの会社が自社サービスとして作っていることが多いですが、

IT以外の業界の場合は、自分たちでシステムを作ることが難しいため、

システム開発会社に依頼することになります。

 

 

そのシステム開発会社で働くエンジニアの仕事

「クライアントワーク」と呼びます。

※クライアントとは顧客のことで、顧客のサービスを開発することを指す

 

 

そして実は、日本ではこのクライアントワークに

携わっているエンジニアのほうが割合としてははるかに多いのです。

 

 

クライアントワークでは、さまざまなクライアントを相手にしていくため、

一つのプロジェクトが終われば次のプロジェクトと、

いろいろな現場を経験することができます。

 

 

有名なWEBサービスの開発現場を次々と渡り歩く、なんてことも可能なのです。

 



一方で自社サービスの場合は、

自社サービスを良くするための改善を絶えず行っていく必要があり、

サービスを育てる実感を得られつつも、

サービスが思うように伸びない厳しさもすべてはね返ってきます。

 

 

関わるサービスや技術は限定されがちですが、

反応が得られるものづくりの面白さは感じられると思います。

 

 

 

誰のためのシステム?

 

 

 

  B to C サービス

 

 

私自身も含め、皆さんが普段使っているスマホアプリやWEBサービスは、

一般に「B to Cサービス」と呼ばれるものです。

 

 

「B」はBusiness = 企業

 

「C」はConsumer = 一般消費者

 

 

 

企業が一般の消費者・個人向けにつくるサービスを意味します。

 

 

フリマアプリも、ゲームも、動画配信サービスも、

すべてこのB to Cサービスにあたります。

 

 

その開発の魅力は「身近さ」です。

 

友人や家族が利用したり、SNSなどで話題になったり、

自分が開発に関わったものの反応を気軽に知ることができるのは、

仕事のモチベーションにつながります!

 

 

 

 

  B to B  サービス

 

普段の生活ではあまり触れることはないかもしれませんが、

仕事・業務で使うシステム、「B to Bサービス」というものも存在します。

 

 

たとえば、勤怠管理システム、レジシステム、

売上管理システム、発注システム、経費の精算システムなどです。

 

 

最近、ニュースなどで「DX」という言葉を

耳にすることがあるかもしれませんが、

これはつまり、B to Bサービスの力で業務を大きく効率化することを指します。

 

 

 

システムのどの部分を担当?

 

 

家電製品などと違ってシステムそのものは目に見えないので、

どのような構造になっているかを把握するのは難しいですが、

世の中のシステムの多くは

「フロントエンド」「バックエンド」「インフラ」などから成り立っています。

 

 

 

  フロントエンドとバックエンド

 

Instagramを例にとって説明しますが、

Instagramのページやアプリを開いたとき、

自分のアカウントを持っている人であれば、

自分がフォローしている人の最新ツイートなどが表示されます。

 

このとき、皆さんが見ているInstagramの画面を作る人が、

フロントエンド(=表側)のエンジニアなのです。

 

文字の大きさや色、ボタンの配置、「いいね」マークを押したときの動きなど、

目に見える部分を作る仕事です。

 

 


また、自分のアカウントと友だちのアカウントでは、

同じInstagramというサービスを開いても表示される内容は違います。

 

自分のアカウントだけ見ても、朝見るのと夜見るのでは内容が変わります。

これは、それぞれのアカウントのフォローしているものや

Instagramを開く時間によって、表示する内容を変えているからなのです。

 

このように、その人のその状況にあった最適な情報を判断し

表示させるための裏側の仕組みを作る人を

バックエンドのエンジニアといいます。

 

 

 

 

  インフラ

 

 

みんなが同時にInstagramにアクセスして一斉に投稿すると、

Instagramが障害を起こしてしまうなんてことがありますが、

大量にアクセスが来ても大丈夫なようにサーバー(コンピュータ)を

強化・調整したり、職場からInstagramにアクセスできないようにネットワークを

コントロールしたりするエンジニアが、インフラエンジニアなのです。


 

 

どこの段階・業務を手がけるか

 

 

開発を進める順序

 

 

STEP.1案件定義

 

どんなシステムを作るかを話し合い、ゴールを定める

 

 

 

 

STEP.2設計

 

要件に合うシステムができるよう作業方法・作り方を考えていく

 

 

 

 

STEP.3実装

 

 

実際に作業を行う段階。手を動かして形にしていく

 

 

 

 

STEP.4テスト

 

出来上がったものが動くかどうかチェックしていく

 

 

 

 

 

上記のように、システム開発のプロジェクトを進めていくにあたっては、

さまざまな段階を経る必要があります。

 

 

 

どのようなシステムを作るのかを考える「要件定義」に始まり、

そのシステムを作っていくのに必要な「設計」

実際に手を動かしてプログラムを作っていく「実装(プログラミング)」

作ったものがちゃんと動くか確かめる「テスト」といった流れです。

 

 

ほとんどの場合、それぞれの役割をいろいろなエンジニアが分担することで

プロジェクトが成り立っているのです。

 

 

 

  各工程の難易度と市場価値

 

 

家を建てようと思ったときに、どんな間取りにするかも考えず、

設計書も用意せず、いきなりトンカチを手にして組み立て始める人はいません。

 

それと同じで、システムを作る際も、

基本的には先ほど説明した工程に沿って進めていきます。

 

これらの工程では、早い段階でやるものほど難易度が高いとされる。

 

業界用語で『上流工程』と呼ぶ。

 

 

つまり、要件定義が一番難しく、

設計、実装、テストと、順に難易度は下がっていきます。

 

 

市場価値=収入もそれに比例するため、

上流の工程ができるエンジニアほど一般的には収入は上がります。

 

 

 

 

 

必要な知識やスキルは異なるため、どの領域のエンジニアを目指したいかを

じっくり考えてみてください。

 

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